韓国の路地を旅する


著者: 上原善広
発売: 2014.05.30

韓国の路地を旅する


著者: 上原善広
発売: 2014.05.30

幻の韓国被差別民
白丁を探して

差別は今もあるのか、それともないのか――

大宅壮一ノンフィクション賞受賞『日本の路地を旅する』の著者が描く
韓国の被差別地域を巡る渾身のルポルタージュ

005 原風景

015 第一章 現代の白丁
白丁なんてもういない/韓国最大の肉市場/昔話の白丁/かわいい白丁/清州の白丁差別

061 第二章 白丁と結婚する馬鹿はいない
清美との出会い/白丁の本場・晋州へ/教科書の中の白丁/晋州人文化人の反応/衝平社リーダーの息子/作家・鄭棟林氏との対話

121 第三章 白丁とは何か
韓国の被差別民/白丁のルーツ/異民族説/ルーツ再考/新白丁/白丁差別の具体例/日本の植民地化政策/衝平社の結成/当時の証言/解放運動の終焉

181 第四章 韓国の屠場を歩く
白丁率五パーセント/ソウルの屠場/清州の屠場/白丁の大統領/やはりあった白丁差別

229 第五章 最後の白丁
ある殺人事件/白丁の子孫たちに会う/白丁村を歩く/衝平社本部跡/鳥致院の白丁村/女が白丁なんて言うもんじゃない/ハンセン病と白丁/ユッケでビルを建てた男/再び晋州へ

294 旅を終えて

299 あとがき

302 韓国再訪二〇一四
新装版のためのあとがき/釜山/晋州、泗川/清州と醴泉/安東の河回村

上原善広 (うえはら よしひろ)

1973年大阪府出身。
大阪体育大学卒業後ノンフィクションの取材執筆を始める。
2010年『日本の路地を旅する』(文藝春秋)で第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
2012年第18回『雑誌ジャーナリズム賞』大賞受賞。
著書に『被差別の食卓』、『異形の日本人』(以上、新潮新書)、『路地の教室』(ちくまプリマー新書)、『差別と教育された私』(文藝春秋)など。
ミリオン出版『実話ナックルズ』にて『日本の路地を歩く』を好評連載中。

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