幻の韓国被差別民
白丁を探して
差別は今もあるのか、それともないのか――
大宅壮一ノンフィクション賞受賞『日本の路地を旅する』の著者が描く
韓国の被差別地域を巡る渾身のルポルタージュ
005 原風景
015 第一章 現代の白丁
白丁なんてもういない/韓国最大の肉市場/昔話の白丁/かわいい白丁/清州の白丁差別
061 第二章 白丁と結婚する馬鹿はいない
清美との出会い/白丁の本場・晋州へ/教科書の中の白丁/晋州人文化人の反応/衝平社リーダーの息子/作家・鄭棟林氏との対話
121 第三章 白丁とは何か
韓国の被差別民/白丁のルーツ/異民族説/ルーツ再考/新白丁/白丁差別の具体例/日本の植民地化政策/衝平社の結成/当時の証言/解放運動の終焉
181 第四章 韓国の屠場を歩く
白丁率五パーセント/ソウルの屠場/清州の屠場/白丁の大統領/やはりあった白丁差別
229 第五章 最後の白丁
ある殺人事件/白丁の子孫たちに会う/白丁村を歩く/衝平社本部跡/鳥致院の白丁村/女が白丁なんて言うもんじゃない/ハンセン病と白丁/ユッケでビルを建てた男/再び晋州へ
294 旅を終えて
299 あとがき
302 韓国再訪二〇一四
新装版のためのあとがき/釜山/晋州、泗川/清州と醴泉/安東の河回村
購入する
定価: 1,650円 (1,500円+税)
判型: 四六判
ISBN: 978-4-8130-2251-0


