長編官能時代小説

幼い頃に事件を起こし、寺で育てられた青年・城次は十八歳になったのを機にひとり立ちを決意する。
最後のときに尼僧から手ほどきを受け、初めて女体の素晴らしさを知った城次はその後、身を寄せた武家の凛々しい娘や熟れ肌の人妻、愛くるしい村の生娘たちと様々な体験を重ねていく。
やがて城次は自分が実は先代藩主の落とし胤であることを知らされ、血筋を絶やさぬため、病弱な殿様の代わりに初々しく気品に溢れた姫君と同衾することに……。

005　第一章 尼僧の手ほどき

046　第二章 武家母娘の淫蜜

087　第三章 生娘の熱き淫蜜

128　第四章 姫君の甘き匂い

169　第五章 女体三昧の日々

210　第六章 熟れ肌に溺れて

睦月影郎 (むつき・かげろう)

1956年1月、横須賀生まれ。
県立三崎高校卒業。
23歳で官能作家デビュー、以後、少女、熟女にかぎらずフェチックな作風で執筆活動を続ける。
また、本名のならやたかし名義ではマンガも描く。
代表作『ケンペーくん』(幻冬舎アウトロー文庫)。
近刊に『白衣の匂い』『制服の匂い』『熟れ肌の香り』『蜜蝋のアロマ』『淫ら香の誘い』『熟れごろ同窓会』『若妻の匂い』『美人秘書の蜜肌』『淫ら妻の誘惑』『美乳の匂い』『熟れ妻のしずく』『淫蜜めぐり』(大洋文庫)『艶めしべ』『若様みだら帖』『おんな枕絵師』(大洋時代文庫)など。

星恵美子 (ほし・えみこ)