関東連合元リーダーがはじめて明かす
暴力と涙の“青春”

「まともに学校に通わなかった俺にとって、少年院はすべてを教えてくれた場所だった」

ベストセラー『不良禄』、『反証』につづく
衝撃の第三弾

2000年秋。敵対する暴走族との乱闘で死者を出した「トーヨーボール殺人事件」で逮捕され、青森特別少年院へと送られた石元太一。全国から”札きのワル”が集まった不良の巣窟で喧嘩沙汰やイジメに直面するが、時が経つにつれて院生同士の友情が芽生え、教官との信頼関係が築かれていく。厳しい規則のなかでも笑いがある日常。だが”ある出来事”をきっかけに太一は「暴動」の首謀者となり拘束され、そして――。一般社会の学校とは全く別の世界でうまれた青春。力だけが自らの存在価値だった少年たちの更生の物語を、非行少年の側からの視点で描いていく。