出会いは不可測 始まりは箱

急速に距離を縮めていった魔法使いリーと王子アレットだが――
リーの過去が明らかに!!

王家の力を使えるようになれば
本当にお前が手に入るのだな

「リー 何かあったら 助けてくれるのだろう？」
「王子 見くびらないでください 何かなんてありません」

湖上の王国、
その王家の血に
秘められしものとは――

魔法使いが多く住む町・ゲルの外れの荒れ山に、
魔法使いのリーと弟子のラベルは住んでいる。
ある日、リーに恨みを持つ魔法使いがリーを襲う。

リーの力によって事なきを得るが、
冷静さを忘れ取り乱したラベルをリーはきつく叱ってしまう。
自分を恥じるリーだが、ある助言によりラベルの成長を改めて感じるのだった。
そしてラベルの姿にリーは、ラベルの父親であり、
かつて存在した大国・セロハンの王に想いを馳せ――。

Contents

005　リー様 怒る
025　箱
045　王家の血
065　彼の地
085　腕輪
109　3つの憂い
127　新王の政
139　無二の王
167　接吻
205　リーの愛
233　あとがき

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定価: 734円 (667円+税)
判型: B6判
ISBN: 978-4-8130-5339-2

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編集部